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PROFILE
名前:2016(ふわとろ)

そろそろニート&ひきこもりを卒業したい。
でもとてもじゃないけど就職なんてできません。
ひとと一緒に働くのが恐いので
フリーターにもなれません。
誰にも迷惑をかけず
ひとりでできる仕事はないものでしょうか……。
いろいろ考えて悩んだ末
たどり着いた結論が実に唐突ではありますが
「そうだっ!たこ焼き屋をやろう!!」
というものでした。
根っからの無計画さが災いして
早くも挫折しつつありますが
こうして反省やら愚痴やら
独り言やらを記し残しておくことで
たとえ少しずつでも前進できたらいいなと
そんな思いで始めた日記です。

現在(■今日の出来事)

過去(■むかしむかし)

が入り乱れていて読みづらいかと思いますが
何かしら感想や叱咤激励のコメントを
いただけたら大変嬉しく思います。
(since 28/03/2006)

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たこ焼きの神様
■今日の出来事

声が出ない。どうしてもワンテンポ遅れてしまう。先週の木曜日以来ほぼ1週間ぶりの営業だが来客の度にうろたえてしまいとっさに「いらっしゃい」の挨拶が出て来ない。慌てて挨拶するも今度はお客さんの注文とかぶってしまう。どうにも締まりのない営業となってしまった。毎日営業していれば当たり前のことがまるで初めて屋台をやった時のようにぎこちない。通りすがりのお馴染みさんから「こんばんは!今日も降りそうだね!」と声を掛けられても返事どころか反応すら出来なかった。お客さんは怪訝そうに苦笑いで去って行く。なんだか息苦しい。逃げ出したい。やがて本当に雨が降って来た。このまま早仕舞いしてしまおうかとも思ったが仕込んでしまった2kg分(288個=48パック分)がもったいないのでそれだけは焼いてしまおうと何とか踏みとどまる。

・営業時間:19:00〜22:00(3時間00分)
・売上金額:15,050円


■むかしむかし

雨で客足が途絶えがちの中それでも仕込んだ分はほぼ完売。最後の2パックはよく来てくれる兄妹が買ってくれた。彼らは近所に住む7人兄妹なのだが全員知的障害をもっている。本人の口から教えてもらった。年齢は20代から30代。営業開始当初からほぼ毎回のように買いに来てくれる。買わない時でも顔を見せてくれる。ある時は1人だったり今日のように2人だったり身体が不自由な1人を除く6人総出で来てくれることもある。彼らは必ずその場で食べていってくれるので全員集合すると屋台の周りがしばらく彼らで占領されることになる。ちょっと悪戯っ気があり時には行き過ぎて叱ることもあるのだが皆いつも美味しい美味しいと面映くなるほど手放しで褒めてくれる。

前にも書いたがたまに飴やおせんべいやコーヒーも差し入れてくれる。ある時などなんと他のお店のたこ焼きをわざわざ買って来てくれてボクに「研究しなさい」と食べさせてくれたこともあった。有名なたこ焼き屋さんのものらしい。だからという訳ではないがボクは新しいメニューを考えつくとまず最初に彼らに試食してもらう。採用されたものもあるが没になったものも多い。彼らはお世辞抜きで正直な感想を言ってくれるので助かっている。助かると言えば彼らはボクの商売のこともいつも気遣ってくれる。最初竹串を2本付けようとしたら1本で充分だと断られた。自分は1本で食べられるからもったいないと言うのだ。その場でお代わりの注文をする時も新しい箱や竹串はもったいないから要らないと言う。そんなお客さんは滅多にいない。そうは言ってもしつこい悪戯に腹を立てることもあるし延々と話し続ける相手をするのが正直煩わしいと思うこともある。彼らをありがたいと思うも迷惑と思うもボクの気分次第という随分身勝手な話である。

それでもしばらく姿を見せないと気になって仕方がない。それが素っ気ない態度をとってしまった後だと尚更だ。このところいつにも増して不定期な営業になっていたボクが悪いのだが今日彼らに会ったのは実に1ヶ月ぶりのことだった。前に来た時というのが彼らのうちの1人がずっとカウンターの前に陣取っていて他のお客さんが注文できないのを注意した時だったのである。疲れてたこともありちょっと口調が冷たくなってしまったのが気になっていた。それ以来姿を見せなかったので随分と気を揉んでいたところに今日久々に顔を出してくれたのが注意した当の本人だったのだ。内心ほっとしたものの何となく気まずい思いもする。彼の方はそんなことには無頓着のようでボクがいかにサボっていたかを日を追って指折り糾弾して喜んでいる。この日はサボってたこの日もサボってたこの日は兄妹全員で来たのにしかも晴れてたのにサボってたこの日は…………。ボクの困った様子を楽しんでるその悪戯っ子のような笑顔(いやもちろん子どもではないのだが)にやれやれと思う反面今日サボらなくてよかったと今度こそ心底ほっとした。


お客さんも色々23:03comments(2)trackbacks(0)
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原動力
■昨日の出来事

重い腰を上げる原動力は「この状況から早く脱したい!」という強い意志でも「ボクのたこ焼きを待っているお客さんがいる!」という強い使命感でもなくやはり「明日の支払が………」という厳しい現実に直面したことであった。まるで進歩がない。夜から崩れるという不吉な天気予報が外れることを祈りつつの営業であったが無情にも予報より早く降りだした冷たい雨に大きな溜息が出る。しかしそれでもお天道様は見放さなかったのか明日の支払いにぎりぎり足りるだけの売上はあった。なんともありがたいこと。溜息なんかしたらバチがあたる。思えばこうして今まで破綻寸前の経営でありながら何とか持ちこたえていることが不思議でならない。儲かったことはない。でもこうして生きていられる。ぎりぎりのところで。生かされているという気がしないでもない。凍える手を鉄板にかざしながらその不思議さに思いを馳せる。生かしてくれているのは神様でもお天道様でもなくお客さんだ。いやお客様か。むかし「お客様は神様です」の台詞にお金を連想して不快感を覚えたことがあるが今なら何となく分かる気がする。

「おたくの食べると懐かしくなるわ」と言ってくれた関西出身のおばさん。雨に震えながら焼き上がりを10分も待ってくれた。
「焼けてる?」と通りすがりの車の窓からの声。「はい」と答えると「お!ラッキー!」と大声で喜んでくれたおじさん。
「2つ」と注文したのに「美味しそうだからやっぱり3つ」と追加してくれたおばさん。
「いい匂ーい!いい匂ーい!」と歓声を上げながら通り過ぎていく女子高生たち(買ってはくれなかったが)
「ええ?!もう終わっちゃったの?せっかく買いに来たのに!」と店仕舞いしている時に残念そうに声を掛けてくれたおばさん(ゴメンなさい)
それから………

昨日も沢山の温かい言葉を頂いた。温かい心。ボクの方が発した言葉はほとんどないけど………。来る時は「明日の支払い」だった原動力が帰りには「温かいお客さん」に変わっている。これもまたいつものこと。


・営業時間:17:30〜22:00(4時間30分)
・売上金額:24,500円


お客さんも色々02:46comments(9)|-|
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